次世代モビリティの主役は動くノートパソコン!?

今回は日本発の一風変わった電気スクーターを取り上げます。6月9日に、Cocoa Motors. 株式会社から、「持ち歩けるクルマ」をコンセプトにした、新しい電気スクーター【Walkcar】が発売開始になりました。

この製品アイディアは、数年前からあったようで、海外含めてインターネット上では「ようやく発売開始になった」と話題になっており、既にアメリカからのプレビューも上がってきています。

その記事の中では、「ノートパソコンに車輪がついて、それにのって街中を移動することを想像してみてください。このWalkcarはまさしくそれを実現するものです。」と述べられています。

では、製品を見ていきましょう。スタイリッシュな平台の四か所に車輪がついており、電気モータにより駆動します。後ろの車輪が旋回して、左右への動きを可能にし、全ての車輪にサスペンションがついているようです。

身体の重心を傾けることで、実際の左右へ曲がることができ、前後に傾くことで、加速とブレーキが実現するようです。これはSpectra Xと呼ばれる電気スクーターと同じ仕組みのようです。

ただし、Walkcarのコンパクト感は、これまでにない新たなカテゴリーと捉えられています。二つの動作モードが紹介されており、スポーツモード(16km/h)では5 km程度、エコモード(10km/h)では7 kmもの距離を、一度の充電で走れるようです。街中でのこれらのスピード感は、実際に体験してみないと分からないかも知れません。

スクーターのボディは、カーボンファイバーとアルミフレームでできており、その重さは2.9kgです。MacbookProの重さが2kg程度なので、ノートパソコンよりも少し重い程度でしょう。Cocoa Motors社曰く、世界で最小の駆動モーター(in-wheel motor)を使用しており、10°の傾斜でも走行していけるとしています。平常の消費電量は260W、最大電力が600Wです。

現在の所、日本での先行販売がなされており、価格は198,000円となっています。海外での販売に関しては、まだ公表されていません。

今回取り上げた海外からのレビューは、最後にこのような言葉でまとめています。「Walkcarは(電気スクーターのブーム)に追随するのか?それはまだ分からない。しかし、もしこちらで入手可能になれば、私はその列の先頭にならび、この不思議で小さな動くノートパソコンを真っ先に試してみるだろう。」

アメリカのワシントンDCやカルフォルニアでは、電気スクーターのシャアが既に一般的になっています。観光だけではなく、少しの外出や出勤時に、新しい移動の手段として電気スクーターが街中を席巻する日が日本でも来るのでしょうか?最後に、COCOA MOTORS.株式会社の爽快なデモ動画を載せておきます。

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